釣塔大学天文研究会



おおくま座・こぐま座

女神アルテミスに使えるニンフの一人であるカリストはとても美しい女性でした。
ニンフたちは処女の誓いを立てていましたが、カリストの美しさに心を奪われた大神ゼウスがアルテミスに化けてカリストに近づき***して身ごもらせてしまいました。
これを知ったアルテミスは処女の誓いを破った罰として、カリストを熊に変えてしまいました。
カリストはやがて男の子を産みますが、熊になっているので育てることができず、育児放棄をして森に帰ります。
十数年後、カリストの息子のアルカスは立派な狩人に成長しました。
ある日アルカスが狩りに出かけ、森を歩いていると突然熊が現れました。
この熊はカリストだったのですが、アルカスは気づくわけもなく、獲物として認識します。
一方カリストは、成長した息子に会えたうれしさからアルカスに近づきます。
アルカスは格好の獲物と捉えたカリストに向かって槍を打ち込もうと構えました。
そのとき、突如竜巻が二人を天高く巻き上げます。
ゼウスが母殺しをさせないため、アルカスを熊に変え天に上げたのです。
こうして星座となり親子は一緒に過ごせるようになったということです。


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